クラウドソーシングサービスといえばどのサービスを思い浮かべますか?ほとんどの方がランサーズかクラウドワークスだと思います。
「ランサーズとクラウドワークスどちらも知っているけど、結局どちらを使えば良いの?」と思っている方は多いはずです。
そこでこの記事では、ランサーズとクラウドワークスの各種ポイントを比較する事により、フリーランスにとってどちらが使いやすいサービスかを解説していきます。比較項目は以下のとおりです。
項目名 | ランサーズ | クラウドワークス |
案件数 | ◯ | ◎ |
案件の質 | △ | △ |
手数料 | ◯ | ◯ |
知名度 | ◯ | ◎ |
サポートの充実度 | ◎ | ◯ |
※仕事を発注する側ではなく、案件を受注するワーカー向けの比較記事になります。
手数料率 | ランサーズ16.5%・クラウドワークス5〜20%
『クラウドワークス』の手数料率は、報酬額によって異なっており5%〜20%となっています。
報酬額 | 手数料率 |
---|---|
20万円超の部分 | 5% |
10万円〜20万円の部分 | 10% |
10万円以下の部分 | 20% |
タスク形式での報酬 | 20% |
一方で、ランサーズでは手数料率が一律16.5%(税込)に設定されています。
つまり、報酬額が10万円以下であればランサーズがお得、報酬額が10万円以上であればクラウドワークスがお得です。
※ちなみに、大手クラウドソーシングサイトであるココナラの手数料率は、出品者と購入者の両者が負担する必要があり、出品者は一律税込22%、購入者は税込5.5%の手数料を支払う必要があります。ココナラに比べると両社とも手数料率は低いです。
サポートの充実度 | 仮払い制度・福利厚生・スクリーニングなど
サポートの充実度はランサーズの方に軍配が上がります。
・安全な報酬支払いの仕組み
・依頼アドバイス機能
・フリーランストータルサポート
はクラウドワークスにはないサポートです。
個人的には依頼アドバイス機能がおすすめです。報酬が明らかに低すぎる案件や、納期が短すぎるなどの案件をユーザーがランサーズに通報できる機能で、法外な条件で募集をするクライアントを排除できます。
一方で、クラウドワークスにはクライアントの前払い制度やスタッフのサポート制度があるので、クラウドワークスでも十分安全に働けますが、フリーランス目線ではランサーズのサポートの方が充実しているといえます。
運営会社 | ランサーズ株式会社 |
---|---|
利用者層 | ライター / デザイナー / コーダー / 動画編集者 / マーケターなど |
仕事の形式 | タスク形式 / コンペ形式 / プロジェクト形式 |
登録料 | 無料 |
システム手数料 | 一律16.5%(税込) |
報酬の支払い | 1,000円以上で銀行口座へ振り込み |
強み | 請求書の作成不要 / 仮払い制度 |
案件数 | クラウドワークス約300万件・ランサーズ約210万件
まず、案件数ですが圧倒的にクラウドワークスが多いです。
「ライティング」と検索した際の案件数を比較すると、
クラウドワークスは約55万件
ランサーズは約12万件
と、約5倍の差がでています。
「動画編集」と検索した際の案件数を比較すると、
クラウドワークスは約3.5万件
ランサーズは約2.1万件
「プログラミング」と検索した際の案件数を比較すると、
クラウドワークスが約1.7万件
ランサーズが約0.8万件
「データ入力」と検索した際の案件数を比較すると、
クラウドワークスが約1.3万件
ランサーズが約0.9万件
と、大きな差ではありませんが、全体的にクラウドワークスの案件数の方が多い結果となりました。
運営会社 | 株式会社クラウドワークス |
---|---|
利用者層 | ライター / デザイナー / コーダー / 動画編集者 / マーケターなど |
仕事の形式 | タスク形式 / コンペ形式 / プロジェクト形式 |
登録料 | 無料 |
システム手数料 | 5%〜20% |
報酬の支払い | 1,000円以上で銀行口座へ振り込み |
強み | 業界最多の案件数 / 福利厚生の充実 / 仮払い制度 |
案件の質 | 両社とも低単価案件があり注意が必要
案件の質は、ジャンルや時期にもよりますが、どちらも変わりはありませんでした。どちらにも優良案件がありますし、時給換算すると100円をきってしまうような低単価な案件もあります。
もし、特定の職種で1年以上の実務経験があり、高単価な案件を探したい方はクラウドソーシングではなく、フリーランス専門エージェントを活用することをおすすめします。
特に、株式会社Hajimariが運営する『ITプロパートナーズ』は、リモートOK、週3日から参画可能な案件が豊富なのでおすすめです。
私がフリーランスとして独立した当初は、ITプロパートナーズで週3日稼働40万円/月の案件をライスワークとしつつ、残りの週4日で自社サービスの立ち上げに注力していました。
フリーランスエージェント3選
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
---|---|
【第1位】 ITプロパートナーズ |
週3日から参画可能、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件も豊富。 |
【第2位】 レバテックフリーランス |
利用者数・知名度とも業界No1のフリーランス専門エージェント。 週3〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は876万円と業界最高水準。 |
【第3位】 Midworks |
給与保障や必要経費(勉強代や交通費)の支援など、正社員並みの福利厚生が魅力のフリーランス専門エージェント。100万円/月越えの案件も多数。 |
サービスの知名度 | クラウドワークスが若干優位
サービスの知名度に関しては、クラウドワークスの方が若干優位です。会社名の検索ボリュームをGoogleトレンド(直近5年間)で調べたところ、以下の通りになりました。
直近5年のデータでは、常にクラウドワークスの方が多く検索されていることがわかります。実際に「ランサーズ」と検索された回数は直近1年の月平均で135,000回、「クラウドワークス」と検索された回数は301,000回と2倍以上の開きがあります。
両社ユーザーの評判・口コミ・体験談まとめ
実際に、ランサーズとクラウドワークスを利用しているユーザーの評判をまとめてみました。全体的に良い意見が多い印象を受けました。
ランサーズ利用者の口コミ・評判
ランサーズのポジティブな評判で多かったのは「請求書作業がいらない」「エスクロー(仮払)があるから安心」という口コミです。
月末になるとランサーズのありがたさがわかる。請求書めんどくさい。
クラウドソーシングは面倒な請求書作業がいらないところも魅力。(引用元:X)
ランサーズは手数料取られるけれど、お金のやりとりで時間と心を消耗されない点は良き。
(引用元:X)
ランサーズで納品後全然連絡がつかない人が。完了報告を入れて連絡催促ボタンをぽちっとな。やむなし。エスクローって助かるわあ。なかったらとりっぱぐれるところだった。
(引用元:X)
ランサーズのお仕事第2弾終わった。第1弾を激安でうけたら、リピートで第2弾くれました。
で、第3弾の打診が。これはすごくレアなケースかもだけど、こうやってお仕事ってもらっていくのかなって。クライアントと飲みに行きたい気分。
(引用元:X)
1月からランサーズ始めてついに3万円超え!3月の収益は3日時点でもうこれを超える勢い!コンスタントに自作動画作ってポートフォリオに載せてれば結構見てくれてる。
ランサーズは直接依頼結構くるから待ちでも稼げたりする。
(引用元:X)
ライティングを始めて3ヶ月で認定ランサーに昇格し、先月シルバーランサーに降格してたけど今月また認定ランサーになりました。
こういう制度があるランサーズは、初心者でも、副業か本業かを問わず楽しみながら続けやすいよね。
(引用元:X)
悪評としては「単価が低い案件が多い」「著作権法違反させる案件があった」といったネガティブな口コミも見受けられました。
言葉悪いけどクラウドワークスとかランサーズって本当に現代の奴隷になりたい人が集まる場所よね。数百円で動画編集とか、サムネイル作成とか受けちゃいかんよマジで。
良いように使われすぎ(引用元:X)
ランサーズで著作権法違反をさせる案件を見かけた。漫画の紹介サイトで個人のもっている漫画をスキャンして、コマを画像として使うというもの。著作権法違反です
しかも、ランサーに漫画画像を用意させることで訴えられた時に「ライターが勝手にやったんです」言い逃れできる仕組み。気をつけて!
(引用元:X)
クラウドワークス利用者の口コミ・評判
クラウドワークスのポジティブな評判で多かったのは「案件数が多く初心者でも受注できた」「10万円/月以上稼ぐことができた」という口コミです。
今日は1日時間に余裕があったのでクラウドワークスで営業してみました
5件応募し、めっちゃ簡単なSTUDIOのサイト制作を1件受注!
・急ぎで納品してほしい案件は返信率高い
・新着案件はライバルがまだ少ないため受注しやすい
朝1で新着案件に応募するとその日のうちに受注できる確率もあがりますね(引用元:X)
クラウドワークスで仕事をゲットして3時間弱で納品。2500円
自分の得意で実体験ネタなので、あまり辛いとかではなく、むしろ楽しかった(引用元:X)
大学生はクラウドワークスでライターやるのもおすすめ
・仕事数がマジで多い
・仕事の種類もマジで多い
・最近アプリ使い易くなった
クラウドワークスは最大手なんで、初心者なら1番稼ぎやすいかな?俺も10万稼げたし(引用元:X)
クラウドワークスに登録して今年で約3年経ちますが、3年間で稼げた金額は245万くらいでした。
知識・スキル0から始めたので個人的には大変稼げたと思ってます。実際には最初の1年くらいしか使ってませんが、スキルアップにはかなり役立ちましたよ!(引用元:X)
クラウドワークスでWordPressやGoogleアナリティクス関連の案件を中心に仕事受けてるんだけど、1ヶ月くらいで10万円ちょっとは稼げた。継続的に仕事くれる人結構いるし、単価の上げ方も分かってきた感ある。
(引用元:X)
クラウドワークスでお祈りメールが来たので、今回もダメ元で理由をお聞きしました。
・実績がイメージと違う
・レスの速さや丁寧な文章と読みやすさはとても良いこういったお金にならない、そして手間がかかることに対しても真摯に対応してもらえると、一緒に仕事したかったなって思います。
(引用元:X)
悪評としては「単価が低い案件がある」「手数料が高い」といったネガティブな口コミも見受けられました。
今クラウドワークス経由でやってる記事で文字単価0.7円のがある。しかし20%手数料で引かれるから入ってくる金額で計算すると実質0.5円に近い。
ライター始めた当初からお世話になってるから言わないできたけどそろそろ文字単価アップをお願いしてみよう。(引用元:X)
20,000円の記事納品して、クラウドワークスで支払いしてもらったんだけど、手数料引いて15,600円かぁ。分かっちゃいるけど、手数料エグいな
(引用元:X)
クラウドワークス・ランサーズ両社の特徴まとめ
どちらにも良し悪しがあるので、目的に合わせて『ランサーズ』と『クラウドワークス』を使い分けることをおすすめします。最初はどちらにも登録しておいて、最終的に使いやすい方に絞ると良いですね。
どちらも在宅ワークしたいフリーランスや、土日や平日の夜に副業したいサラリーマンの方に適しています。
項目名 | ランサーズ | クラウドワークス |
案件数 | ◯ | ◎ |
案件の質 | △ | △ |
手数料 | ◯ | ◯ |
知名度 | ◯ | ◎ |
サポートの充実度 | ◎ | ◯ |