フリーランスのWebディレクターとして独立を考えているものの、案件の獲得方法や営業力に不安を抱えていませんか?
私自身もそのような不安を抱えたまま独立しましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立7年目(フリーランス2年→法人5期目)を迎えています。
フリーランスエージェントで公開されているWebディレクターの案件をのぞくと、「フルリモートOK」「週3から参画可能」「エンド直請け月単価100万円以上」のような案件が豊富に見つかります。
この記事では、Webディレクターのフリーランス(業務委託)案件を獲得する方法を中心に、具体的な業務内容や単価相場、将来性について解説します。
Webディレクターのフリーランス(業務委託)案件をお探しの方は、ITプロパートナーズ・レバテックフリーランスの活用がおすすめ。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
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【第1位】 ITプロパートナーズ |
週3日の参画でOK、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件が多い点も好評。 |
【第2位】 レバテックフリーランス |
業界知名度・登録率No1のフリーランスエージェント。 週2〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は881万円と業界最高水準。 |
Webディレクターのフリーランス案件における仕事内容

働きやすさ | リモートワーク・常駐案件の割合は半々 |
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平均年収 | 450万円 |
必須スキル | 営業 / 進行管理 / 品質管理 / Webデザイン / Webマーケ / コーディング |
案件獲得方法 | フリーランス専門エージェント / 制作会社・広告代理店の下請け |
ポイント | Webクリエイターとチームを作り、制作案件の仕事を巻き取ることで年収UP |
Webディレクターは、Webサイト制作プロジェクトにおける「司令塔」の役割を担います。仕事は、まずクライアントへのヒアリングから始まります。ビジネス上の課題や目標を深く理解し、サイトのコンセプトやターゲットユーザーを明確にした上で、サイトマップやワイヤーフレームを用いた企画提案を行います。
プロジェクトが始動すると、デザイナーやエンジニアといった制作チームをまとめ、スケジュール・予算・品質の管理を行います。クライアントと制作チームの間に立ち、円滑なコミュニケーションを促すのも重要な仕事です。
サイト公開後も、アクセス解析ツールで効果測定を行い、データに基づいた改善提案をするなど、プロジェクトを成功に導くための全責任を負います。
Webディレクターのフリーランス案件における単価相場

フリーランスで働くWebディレクターの平均年収は約500万円です。『レバテックフリーランス』のようなフリーランス専門エージェントで公開されているWebディレクターの案件をのぞくと、30万円〜60万円/月のレンジの案件が多いようです。
業界・業種別の年収は以下の通りです。
業種別 | 平均年収 |
Web制作会社 | 約400万円 |
Webデザイン会社 | 約480万円 |
広告代理店 | 約440万円 |
ゲーム開発会社 | 約450万円 |
フリーランス | 約500万円 |
Webディレクターは常に人手不足な状態が続いているので、単価相場は上昇傾向にあり、会社員よりも高めの設定になっています。クライアントとの交渉次第では、80万円/月も可能なラインです。
Webディレクターがフリーランス案件を獲得する方法
フリーランス専門エージェントを利用する
フリーランスのWebディレクターにとって、営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するには、フリーランス専門エージェントに登録することが最も有効です。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自分で企業に営業しているというデータがあるので、息の長いフリーランスになるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
ITプロパートナーズ | フルリモートOK・週3日から稼働できる案件が豊富

『ITプロパートナーズ』はITフリーランス専門のエージェントであり、フルリモート可能で週3日から稼働できるフレキシブルな案件を数多く取り扱っています。
週5日常駐以外の案件はどうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズは商流を挟まないエンド直案件が9割なので高単価案件が多いです。
ITプロパートナーズのマイページにログインして、フリーワードで「Webディレクター」と検索すると、440件の案件がヒットしました。単価としては、40万円〜80万円/月のレンジの案件が多いです。
レバテックフリーランス | 週2〜5日稼働の高単価案件が豊富

『レバテックフリーランス』は、業界知名度・登録率No1のフリーランスエージェントです。フルリモート可能な高単価案件が豊富で、稼働しているフリーランスの平均年収は881万円です。
フリーランスのWebディレクター案件は約420件掲載されています。週5日常駐の高単価案件に加え、週3日から参画可能で、フルリモートOKな案件も豊富に見つかりました。
キャリア面談や入念な選考対策はもちろんのこと、案件参画後のサポートも手厚いので、初めてフリーランスになる方にレバテックフリーランスはおすすめです。
見込み客に直営業をする
エージェントに手数料を取られるのがもったいないと思われる方は、企業に直営業するのがおすすめです。
もし営業する場合は、仕事の発生源(エンドクライアント)となる企業よりも、仕事のハブになるWeb制作会社や、SEO会社、広告代理店などに営業することをおすすめします。
なぜなら、Webディレクターを探している企業(エンドクライアント)をタイミングよく見つけるのは難しいですが、仕事のハブになっている制作会社や広告代理店は常に案件を抱えています。こういった企業に絞って営業することで、少ない営業工数で案件を獲得できます。
実務経験が浅い方は「Webディレクション試験(Web検定)」「Webクリエイター能力認定試験」などの資格を取得しておくことで、知識や技術の証明になり、案件参画前の書類選考や面接で多少有利に立ち回れます。
フリーランスチームを作る
Web系フリーランスの商流は以下のようになっています。

Webディレクターは、クライアントの要望をヒアリングし、エンジニアやデザイナー、ライターなど様々な職業の方を巻き込みながらクライアントの要望を形にします。
Webディレクターとして安心して仕事を発注できるフリーランスが身近にいると、規模が大きな案件も引き受けることができます。
Webディレクターのフリーランス案件例

フリーランスエージェントで公開されているWebディレクターのフリーランス案件例をご紹介します。
月単価70万円以上のフリーランス案件(マーケティングディレクター)
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されている「月単価70万円以上」のフリーランス案件です。
案件名 | 【マーケティング兼ディレクション】クライアント向けデジタルマーケティングの求人・案件 |
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想定月収 | 700,000円/月 |
業務内容 | 具体的には下記の作業を行っていただきます。 ・クライアントのニーズや課題に沿ったWeb分析から改善施策プランニング ・要件定義からテスト設定 ・デザイン/実装ディレクション ・実施施策に関する顧客向けのレポート設計、作成 ・改善活動から見えてくるデジタルマーケティング強化ポイントの提案 |
求めるスキル | ・Webコンサルタント/アナリスト/ディレクターとしての業務経験 ・Webサイト分析→課題整理→UI/UX、CVR改善の提案を実際に行った経験 ・多くのタスクを同時並行で進めるタスク管理能力と進行管理能力 ・要点をわかりやすく伝えるドキュメント作成能力 |
週2日稼働できるフリーランス案件例(制作ディレクション)
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されている週2日からジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【WordPress/デザインディレクション】サイト改修におけるWEBディレクターの案件・求人 |
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想定月収 | 〜600,000円 |
業務内容 | ・キャンペーンLPディレクション ・コーポレートサイトの改善ディレクション ・企画に基づいたワイヤー、デザイン作成 |
求めるスキル | ・ウェブディレクション経験 ・デザイナー、エンジニアに対してのワイヤー作成経験 ・Wordpressを用いたウェブサイト構築の知見 |
フルリモートで稼働できるフリーランス案件例(制作ディレクション)
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されているフルリモートでジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【制作ディレクション/ワイヤーフレーム制作】大手クライアントのサイト運用におけるディレクターの案件・求人 |
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想定月収 | 〜400,000円 |
週稼働日数 | 週5日 |
業務内容 | ・要件定義 ・ドキュメント作成 ・ワイヤーフレーム作成 ・運用方針の決定 ・進行管理、工数管理 ・システムの改修・保守業務 |
求めるスキル | ・WEBサイト制作及び開発ディレクター経験 ・クライアントや協力企業、社内メンバーなどの折衝経験 |
Webディレクターがフリーランスを目指す上でよくある質問
初心者・実務未経験のWebディレクターでもフリーランス案件を獲得できる?
実務未経験の状態で、フリーランスのWebディレクターとして独立を目指すのはほぼ不可能です。
なぜなら、Webディレクターのフリーランス案件に参画する際は、必須条件として「実務経験3年以上」のような実務経験を問われるからです。フリーランスは即戦力として現場に期待されるので、「未経験募集」の案件はほとんどありません。
なので、未経験からWebディレクターとして独立を目指すのであれば、まずは「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、3年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。

在宅・リモート可能なWebディレクターのフリーランス案件はどのように探す?
フルリモート可能なWebディレクターのフリーランス案件を獲得するには、フリーランスエージェントの利用が最もおすすめです。
特に『ITプロパートナーズ』は保有案件の7割がフルリモート可能な案件です。ITプロパートナーズのサイト内検索で「Webディレクター リモート」と検索すると、地方在住の方でも参画できるフリーランス案件が豊富に見つかるので、ぜひ案件情報をチェックしてみてください。
Webディレクターがフリーランスとして独立するメリット・デメリットは?
Webディレクターがフリーランスとして独立することで「業務内容は同じでも会社員より高い単価で働ける」「フルリモート可能な案件が多く柔軟に働ける」「煩わしい社内イベントに参加しなくてもいい」などのメリットがあります。
一方で「社会的信用を得にくい」「確定申告や各種保険の手続きを行う必要がある」「業務委託の契約期間満了時のことを考えて、新規案件を開拓し続ける必要がある」などデメリットもあります。
フリーランスとして働くWebディレクターの将来性は?
Webディレクターの将来性は、役割の二極化が進むものの、専門性を高めれば非常に有望です。単純な進行管理や連絡役しかできないディレクターの仕事は、AIや管理ツールに代替され、需要は減少していくでしょう。
しかし、Webサイトを通じて「いかにしてビジネスの成果を出すか」という視点を持つディレクターの価値は高まる一方です。マーケティングやデータ分析の知見を持ち、SEO戦略や広告運用、UI/UX改善まで踏み込んだ提案ができる人材は、クライアントにとって不可欠な戦略的パートナーとなります。専門分野を掛け合わせ、付加価値を提供し続けることで、高単価で長期的に活躍できるでしょう。
