フリーランス豆知識

StockSun株式会社・年収チャンネルの株本祐己社長に突撃

近年、令和の虎や年収チャンネルでの発言でフリーランス界隈をざわつかせている、StockSun株式会社という会社をみなさんはご存知でしょうか?私は7年前、イケハヤさんのこのツイートでStockSunの存在を知りました。

このツイートで紹介されているインタビュー記事を見てみると、

・全員フリーランスで構成された組織

・平均年収1,500万円以上

・出社義務なし、定例会議なし

・売上約10億円

・株本さんが運営するTwitterブログYouTubeチャンネルから数千万円規模の発注が次々にくる

という誰がどう見ても魅力的すぎる組織がこのStockSunであると紹介されています。

 

 

 

さすがにこれは、めちゃくちゃ気になりますよね?w

 

 

 

ということで、株本社長に直接コンタクトを取って、自宅に話を伺いに行ってきました。


(自宅のエントランスがすごい)

StockSunの事業内容

会社名 StockSun株式会社
設立日 2017年
創業者 株本祐己
代表取締役 岩野 圭佑
経歴 早稲田→バリュークリエーション→ベイカレント→StockSun創業
役員・パートナー 植本 涼太郎 / 板橋 晟星 / 真栄田 義樹 / 舟崎 友貴 / 井上 貴裕 / 杉野 弘和 / 磯田 拓己 / 小原 一輝 / 鳥屋 直弘
住所 東京都新宿区西新宿3丁目7-30
フロンティアグラン西新宿地下1階B102号室
資本金 1,000,000円
売上 約10億円
事業内容 定額Webマーケティング支援「マキトリ」 / YouTube制作 / インターネット広告運用 / SEO・オウンドメディア構築 / システム・アプリ開発 / WEBマーケター紹介 / 営業支援事業 / オンラインサロン運営 / Bar・コワーキングスペースの運営 / フリーランスサミット主催 / SEO・動画編集スクール運営

StockSunの気になる事業内容ですが、Webコンサルティングを中心としたサービスを展開しています。

最近では、フリーランス向けのオンラインサロンや、仲介手数料無料で仕事を発注したい企業とフリーランスを結ぶポータルサイト『フリーランス名鑑』も運営されています。

株本さん自身、2020年に『稼ぐことから逃げるな 若者たちに伝えたい「個の時代」を勝ち抜く方法』という書籍を出版されていて、フリーランスでは知らない人はいないと言っても過言ではないほど影響力があります。

会社HPや株本社長のツイーターをのぞいてみると、StockSunにはマーケター・ディレクター・ライター・エンジニア・デザイナーなどのWeb系フリーランスが数百名所属しているようで、

クライアントのSEO施策、サイト制作、システム開発、オウンドメディアの立ち上げなどの幅広いWebニーズに対応しています。

そして、これらのニーズを持ったクライアントから、StocksunのブログやYouTubeを通して数千万円規模の発注があるそうです。

 

 

最強すぎw

 

 

 

また、受注した案件の実行支援に関して、もし人材が不足している場合は、SNSで人材募集を行えば秒でフリーランスが集まるとのこと。

募集を募ったら、

 

すぐ集まる。

 

ここから分かることは、
Stocksunの強みは何と言っても社長である株本さんの影響力。拡散性が高いTwitterとYouTubeを活用して、発注先であるフリーランスと発注元であるクライアント双方に天才的なブランディングを行っています。

最近では、Stocksunが運営するオンラインサロンに2,000名以上の経営者やフリーランスが加入しており、そこで毎日のように仕事の受発注が行われています。これだけ大きなエコシステムが形成されると、Stocksunが今後受託業で困ることはなさそうですね。

StockSun界隈のフリーランスが稼げている理由

少し話は変わりますが、私は現在ノマド家というフリーランス専門シェアハウス「ノマド家」を経営しています。

フリーランスのエンジニア・デザイナー・マーケター・ライター・動画編集者など、主にWeb系フリーランスが入居しています。

 

このシェアハウスのコンセプトを株本さんに話すと、

 

ジリ貧になるよ。

 

とバッサリ切られました。笑

株本さん曰く、Web業界にはレイヤー構造があって、この構造を知らないと、単価の低い仕事を取り合ってジリ貧になってしまうよ。とのことでした。

株本さんが考える、Web業界のレイヤー構造は以下の通りです。

この図は、レイヤーが上がれば上がるほど、仕事の単価が上がるということを表しています。

株本さんを含むStockSun幹部は、レイヤー①の営業や、②のWebコンサルタントやプロジェクトマネージャー(PM)の職務に該当するので、案件単価がとても高いです。

一方で、ノマド家で受託していた仕事はレイヤー④の割合が高く、単価が低いことを指摘していただきました。

もし、Web系フリーランスを目指すのであれば、このWeb業界のフリーランス構造をしっかり理解し、なるべく上のレイヤーに上がれるようキャリアプランを考える必要があります。

【2024年】これから稼げるフリーランスの仕事・職種一覧この記事では、専門性や商流を上げていくことで、年収1,000万円を目指せるフリーランスの仕事を厳選して20職種ご紹介します。 これからフリーランスとしてのキャリアを描き、スキルを磨きたい方はぜひ参考にしてみてください。...

まとめ

改めて、StockSunが『社員全員フリーランスで平均年収1500万円』の組織を作り上げることができた理由を簡単に整理すると、

①影響力や商談力が高い株本社長やStockSun幹部が、Web業界レイヤー構造上位の案件をたくさん受注している。

②オンラインサロン含め数千人のフリーランスを抱えているので、発注先に困る心配がなく無限に仕事をさばくことができる。

③その結果、次々に優秀なフリーランスがStockSunに参画し、優秀なフリーランスを探している企業がStockSunに仕事を依頼している。

要は、「優秀なフリーランスが集まれば仕事が集まり、仕事が集まれば優秀なフリーランスが集まる」という原理原則に則った戦略が、StockSunの受託業における成功要因だと考えます。

関連するおすすめの記事