この記事では、フリーランス(個人事業主)が登録しておくべきサイト・ツールを、マーケティング・仕事獲得系、コミュニケーション系、スケジュール・todo管理系、会計・バックオフィス系の4つに分けてご紹介します。
マーケティング・案件獲得ツール
フリーランスは、目の前の仕事に取り組みつつも、常に新しい仕事の依頼が舞い込むようマーケティング・営業活動をし続ける必要があります。
この章では、マーケティング・営業ツールとして代表的な5つのサービスをご紹介します。
フリーランスエージェント | 実務経験があれば高単価案件・求人を獲得できる
フリーランスにとって、営業工数をかけず、かつ安定して仕事を得るには、フリーランスエージェントに登録することが最も有効です。
フリーランスエージェントと聞くと、開発案件ばかりでエンジニア以外のフリーランスにとっては無関係だと思ってしまいますが、最近ではデザイナーやマーケター、ディレクターやコンサルタントなどの職業にマッチしたエージェントがかなり増えてきています。
私がフリーランスとして独立した当初は、『ITプロパートナーズ』で週3日稼働40万円/月のリモート案件をライスワークとし、残りの週4日で自社サービスの立ち上げに注力していました。
当サイトが特におすすめするフリーランスエージェントはレバテックフリーランス・ITプロパートナーズ・Midworksの3社。
他のエージェントと比較すると、リモートワーク可能な案件や高単価案件が豊富。実際の利用者の口コミや評判も良好です。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
---|---|
【第1位】 レバテックフリーランス |
利用者数・知名度とも業界No1のフリーランス専門エージェント。 週3〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は876万円と業界最高水準。 |
【第2位】 ITプロパートナーズ |
週3日から参画可能、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件も豊富。 |
【第3位】 Midworks |
給与保障や必要経費(勉強代や交通費)の支援など、正社員並みの福利厚生が魅力のフリーランス専門エージェント。100万円/月越えの案件も多数。 |
X | 企業の決裁権者とフランクに繋がることができる
フリーランスとして独立したての頃は、「プライベート用のアカウントは持っているけど、仕事用として使うのはちょっとな・・」とためらっている方がほとんどだと思います。
そういった場合は、すぐに仕事用として新規アカウントを作り、プロフィールを充実させ、同業のフリーランスや経営者をフォローし、交流を始めることをおすすめします。
最近のトレンドとして、経営者が求人目的でXを利用する機会がかなり増えてきました。フリーランスの立場からすると、異業種交流会のようなイベントに参加して名刺交換せずとも、企業の決裁権者と簡単に繋がれる時代になりました。
私自身も、経営者の方と相互フォローになり、リプライで定期的に交流し、普段のツイートで実績をアピールしたことで仕事につながったケースがあります。
ブログ | 自分の実績や経歴をアピールするポートフォリオとして活用
フリーランスは、自分の実績や経歴、サービス内容(金額を含む)をアピールするためのブログやポートフォリオサイトの準備は必須です。
私の経験上、XやWantedlyで決裁権者の方とオンラインでつながった場合、ほとんどの確率でポートフォリオサイトを見せて欲しいと言われます。
ポートフォリオサイトには、簡単な経歴、スキル、制作物のURL、価格表などの情報を掲載しておきましょう。
Wantedly | ビジネス版SNSで企業の人事や経営者と繋がれる
『Wantedly』は、ウォンテッドリー株式会社が運営するビジネス版SNSで、登録企業数は3万社を超えています。登録企業は、ITベンチャー企業が多く、中には10人にも満たないスタートアップや、リクルートのような大手IT企業も登録しています。
Wantedlyを活用するメリットは、人手が足りていない決裁権者と簡単に繋がれる点です。
私が現在フリーランスとして常駐している企業は、もともとWantedlyで正社員を募集していたのですが、何度かお会いするうちに希望していた業務委託として採用していただけることになりました。
Wantedlyには、フレキシブルな働き方を推奨している企業が多く、リモートワークやフレックスタイム制など、正社員になってもフリーランス的な働き方ができる点も魅力です。
クラウドソーシング | 制作・デザイン・マーケティング案件が豊富
クラウドソーシングサービスとしては、ランサーズとクラウドワークスが有名です。
以下の表に、主要なクラウドソーシングサービスをまとめてみましたので、これからクラウドソーシングの活用を考えられている方は是非参考にしてみて下さい。
名称 | 評判 | おすすめできる方 |
---|---|---|
クラウドワークス | 評判を見る | フリーランス全般 |
ランサーズ | 評判を見る | フリーランス全般 |
ココナラ | 評判を見る | 副業ワーカー |
ママワークス | 評判を見る | 主婦 |
コミュニケーションツール
フリーランスとして働く上で、クライアントとのコミュニケーションは必ず発生します。
この章では、クライアントとのコミュニケーションツールとして最もよく使われるSlackとチャットワークをご紹介します。
Slack | ITフリーランスに必須のチャットツール
『Slack』は、有料プランを契約している企業が85,000社、日間アクティブユーザー数が1,000万人を突破した今最も勢いのあるビジネスチャットツールです。
フリーランス、税理士、エンジニア、経営者など、幅広い職種の方々が利用しています。slackを利用するメリットは大きく以下の5つです。
・個人で利用する分には無料で使える
・スレッド表示なので、情報が整理しやすく見やすい
・リマインダー機能がある
・グループを複数作成できる
・外部サービスとの連携が可能でカスタマイズしやすい
Chatwork | 約24万社が導入するビジネスチャットツール
『チャットワーク』は、約24万社が導入している人気のビジネスチャットツールです。IT、医療、飲食、不動産、金融、マスコミ、流通、NPO団体と幅広い業界・業種で利用されています。
チャットワークを利用するメリットは大きく以下の5つです。
・タスク管理機能が優れている
・社外の人をグループに招待できる
・ファイルのアップロード容量がSlackよりも大きい
・外部サービスと連携できる
・ほぼ同機能の有料プランで比較すると、Slackよりも費用が安い
スケジュール・todo管理ツール
フリーランスは納期がある仕事が多く、毎日のようにスケジュールやtodo管理ツールを利用します。リモートワークで働くフリーランスは特にそうですが、一度でも納期を破ってしまうと、クライアントからの信用を失い失注してしまうケースがあります。
スケジュール・todo管理は自分の頭の中だけでなく必ずツールを利用しましょう。
Googleカレンダー | 大手企業も活用する無料のスケジュール管理ツール
『Googleカレンダー』は、Googleが提供する無料のスケジュール管理ツールです。iPhoneやAndroid版のアプリも用意されているので、外出先でスマホを使って操作できます。
私の場合、予定の10分前にスマホにプッシュ通知でリマインドされる設定にしており、うっかり忘れてしまっている予定があった場合にとても助かっています。
その他にも、他のユーザーとスケジュールを共有したり、重要な予定とそうでない予定を色分けして登録できたり、Googleマップと連携して集合場所にアクセスしやすくなったりと様々なメリットがあります。
Trello | タスクを未着手・着手・確認待ちのステータスで管理
『Trello』は、ふせんを貼ったりはがしたりする感覚で、タスク管理できるツールです。
登録したタスクを進捗ごとに、未着手・着手・確認待ちといったリストに移していくことで、ステータスを管理できます。
また、チームメンバーやクライアントとも管理画面を共有できるので、進捗報告の手間を減らせます。
会計・バックオフィス系
フリーランスが毎年頭を抱えるイベントがあります。それが確定申告です。
税理士に丸投げすると10万円以上かかってしまうので、なるべくクラウド会計ソフトを一つ登録して個人で記帳するようにしましょう。
freee | フリーランスのユーザー数No1のクラウド会計ソフト
フリーランスが利用している会計ソフトで、最も人気のサービスが『freee』です。
自分もfreeeを利用していますが、銀行口座やクレジットカードと同期しておくと、データが同期され勘定科目や金額を入力する手間が省けて便利です。
私の場合、毎月月末に記帳しているのですが、作業時間は約5分ほどなので、年間で換算すると1時間程度で確定申告に必要な書類や損益計算書、貸借対照表を作成できていることになります。
簿記や経理の知識がなく、自分一人で確定申告を完結させたくないという場合は、freee専門の税理士にお願いすると安価な料金で帳簿の修正をしてもらえるので、1年目だけfreee専門の税理士にお願いするのが得策です。