フリーランスのイラストレーターとして独立を考えているものの、案件の獲得方法や営業力に不安を抱えていませんか?
私自身もそのような不安を抱えたまま独立しましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立7年目(フリーランス2年→法人5期目)を迎えます。
フリーランスエージェントの公式サイトで公開されているイラストレーターの案件をのぞくと、「フルリモートOK」「週2から参画可能」「エンド直請け月単価100万円以上」のような案件が豊富に見つかります。
この記事では、イラストレーターのフリーランス案件を獲得する方法を中心に、具体的な業務内容や単価相場、将来性について解説します。
イラストレーターのフリーランス案件をお探しの方は、レバテッククリエイター・ITプロパートナーズの活用がおすすめ。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
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レバテッククリエイター |
デザイナー・クリエイター専門のフリーランスエージェント。案件数は業界No1。イラスト制作やWebデザイン、グラフィックデザイン、コーディング、ディレクションまで様々な案件を保有。 |
ITプロパートナーズ | 週3日の参画でOK、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件が多い点も好評。 |
イラストレーターのフリーランス案件における仕事内容
働きやすさ | リモートOKな案件が豊富 |
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平均年収 | 350万円 |
必須スキル | ヒアリング・提案力 / Illustrator / Photoshop等 |
案件獲得方法 | クラウドソーシング / フリーランス専門エージェント / SNS経由のインバウンド |
ポイント | 専門分野(メディカル領域等)を絞ることで単価が上がりやすい |
イラストレーターの主な仕事内容は、クライアントの要望に応じてイラストを制作し、納品することです。イラストの対象は、雑誌などの紙媒体やWebサイト、ソーシャルゲームやSNSなど様々なジャンルがあります。
また、専門分野のみ担当するイラストレーターもいます。例えば、工業製品のマニュアルに掲載するイラストを描くテクニカルイラストレーターや、医療関係に特化したメディカルイラストレーターなどです。イラストレーターは携わる業界によって仕事内容や年収が大きく異なります。
実務経験が浅い方は「Illustrator(R)クリエイター能力認定試験」「色彩検定」などの資格を取得しておくことで、知識や技術の証明になり、案件参画前の書類選考や面接で多少有利に立ち回れます。
イラストレーターのフリーランス案件における単価相場
フリーランスのイラストレーターの平均収入は約350万円です。単価相場は以下の通りです。
制作物 | 単価相場 |
ロゴ | 30,000円〜200,000円 |
名刺 | 7,000円〜50,000円 |
DM・ハガキ | 20,000円〜60,000円 |
フライヤー・チラシ | 20,000円〜90,000円 |
ポスター | 50,000円〜180,000円 |
パンフ・カタログ | 20,000円〜70,000円/ページ |
webデザイン | 300,000円〜1,000,000円 |
フリーランスのイラストレーターとして年収を上げるには、SNSのような多くの人の目に触れる場所に、自分の作品やポートフォリオを露出すことが大切です。
多くの人の目に触れ口コミが広まれば、必然的にWebメディアや出版社の方の目にとまり、さらなる案件の獲得に繋がります。
イラストレーターのフリーランス案件を獲得する方法
フリーランスエージェントを利用する
フリーランスのイラストレーターにとって、営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するには、フリーランスエージェントに登録することが最も有効です。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自分で企業に営業しているというデータがあるので、息の長いイラストレーターになるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
レバテッククリエイター | 業界最大級のクリエイター案件を保有
『レバテッククリエイター』は、Web・ゲーム業界に特化したフリーランス専門エージェントサービスです。45万人以上の登録者数を誇り、常時1,000件以上の案件を取り扱っています。
イラストレーターやWebデザイナー、グラフィックデザイナーを始めとしたクリエイターの案件数は業界No1です。
週3日から参画OK、フルリモートOKなど柔軟な案件が多いので、案件を掛け持ちしつつ年収アップを目指したいクリエイターにおすすめです。
ITプロパートナーズ | フルリモートOK・週3日から稼働できる案件が豊富
『ITプロパートナーズ』はITフリーランス専門のエージェントであり、フルリモート可能で週3日から稼働できるフレキシブルな案件を数多く取り扱っています。
週5日常駐以外の案件はどうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズは商流を挟まないエンド直案件が9割なので高単価案件が多いです。
ITプロパートナーズのマイページにログインして、フリーワードで「イラストレーター」と検索すると、約130件の案件がヒットしました。単価としては、40万円〜70万円/月のレンジの案件が多かったです。
クラウドソーシングを利用する
フリーのイラストレーターにとって、営業工数をかけず、かつ安定して案件を獲得するには、クラウドソーシングサービスに登録することが最も有効です。
『クラウドワークス』で「イラスト」と検索すると35,189件ヒットしたのでぜひ案件の詳細を覗いてみてください。
一方で、クラウドソーシングは単価が安い上に競合が多くなってきているので、ジリ貧になってしまう可能性がある点注意が必要です。
見込み客に直営業をする
企業に直接営業する場合、仕事の発生源(エンドクライアント)となる企業よりも、仕事のハブになるWeb制作会社や広告代理店などに営業することをおすすめします。
なぜなら、イラストを発注したいと考えている企業(エンドクライアント)をタイミングよく見つけるのは難しいですが、仕事のハブになっているWeb制作会社や広告代理店は常に案件を抱えています。
こういった企業に絞って営業することで、少ない営業工数で案件を獲得できます。
イラストレーターのフリーランス案件例
フリーランスエージェントの公式サイトで公開されているイラストレーターのフリーランス案件をご紹介します。
月単価90万円以上のフリーランス案件
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されている「月単価90万円以上」のフリーランス案件です。
案件名 | 【Adobe XD/figma】エンタメ領域におけるイラストレーターの案件・求人 |
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想定月収 | 900,000円/月 |
稼働日数 | 週3日〜5日 |
業務内容 | ・イラスト作成 └IP事業におけるイラストデザイン └アニメ系デザイン └Vtuber系デザイン |
求めるスキル | ・イラスト作成ツール用いたデザイン経験(CLIP STUDIO PAINT等) ・メタバース/アニメーションへの興味 ・メタバース/アニメーションへ作成経験 ・グローバル企業での経験 ・エンタメ系ベンチャーでの経験 |
週2日稼働できるフリーランス案件
以下は『レバテッククリエイター』で公開されている週2日からジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【新規開発中ゲーム】イラスト制作の求人・案件 |
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想定時給 | 〜500,000円/月 |
業務内容 | ・カードに使用される一枚絵の制作 -イラストレーターの作家性を活かし発注書に基づいて、キャラや背景を含む一枚絵を制作 ・立ち絵、リーダースキン、コラボ作品の制作 -原画、彩色、背景等の制作 ・コンセプトアートの制作 -世界観に合わせたコンセプトアートを制作しチームへ提案 ・監修 -カードイラストの監修およびフィードバック |
求めるスキル | ・Adobe Photoshop、SAI、CLIP STUDIO PAINTのいずれかを使用したイラスト制作経験 ・ゲームやアニメーション業界でのイラストレーター経験 |
フルリモートで稼働できるフリーランス案件
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されているフルリモートでジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【ゲームイラストレーター】自社スマホゲーム開発会社でのゲームのイラストレーター募集! |
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想定時給 | 〜800,000円/月 |
業務内容 | スマートフォンゲームのイラスト制作業務 ・キャラクターデザイン、背景、アイテム等の原画・彩色を担当 ・新規ゲーム用のコンセプトアート制作 |
求めるスキル | ・Photoshop、sai等デザインツールを用いたイラスト制作経験 ・RPG向けのイラスト制作実務経験 |
イラストレーターがフリーランスを目指す上でよくある質問
初心者・実務未経験のイラストレーターでもフリーランス案件を獲得できる?
実務未経験の状態で、フリーランスのイラストレーターとして独立を目指すのはほぼ不可能です。
なぜなら、イラストレーターのフリーランス案件に参画する際は、必須条件として「実務経験3年以上」のような実務経験を問われるからです。フリーランスは即戦力として現場に期待されるので、「未経験募集」の案件はほとんどありません。
なので、未経験からイラストレーターとして独立を目指すのであれば、まずは「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、3年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。
在宅・リモート可能なイラストレーターのフリーランス案件はどのように探す?
フルリモート可能なイラストレーターのフリーランス案件を獲得するには、フリーランスエージェントの利用が最もおすすめです。
特に『ITプロパートナーズ』は保有案件の7割がフルリモート可能な案件です。ITプロパートナーズのサイト内検索で「イラストレーター リモート」と検索すると、地方在住の方でも参画できるフリーランス案件が豊富に見つかるので、ぜひ案件情報をチェックしてみてください。
イラストレーターがフリーランスとして独立するメリット・デメリットは?
イラストレーターがフリーランスとして独立することで「業務内容は同じでも会社員より高い単価で働ける」「フルリモート可能な案件が多く柔軟に働ける」「煩わしい社内イベントに参加しなくてもいい」などのメリットがあります。
一方で「社会的信用を得にくい」「確定申告や各種保険の手続きを行う必要がある」「業務委託の契約期間満了時のことを考えて、新規案件を開拓し続ける必要がある」などデメリットもあります。
フリーランスとして働くイラストレーターの将来性は?
ゲームやアニメ、広告などイラストを扱うコンテンツがある限り、イラストレーターの仕事がなくなることはありません。
一方で、2022年に登場したMidjourneyのような画像・イラスト生成AIの登場で、AIにオリジナルの画像イメージを出力させることが可能になり、イラストやグラフィックデザインにおけるコスト削減につながることが期待されいます。
その影響で、現役のイラストレーターやグラフィックデザイナーからは自分たちの仕事を奪う技術として、その危険性を指摘する声も大きいです。
一方で、生成AI自体も、イラストの知見があるイラストレーターがプロンプトを用意する必要があります。生成AIを上手く活用できればデザイナーとしての生産性・市場価値を高めることができます。