2025年時点の国内業者相場を参考に、データ復旧料金の相場を「媒体別 × 障害内容別」で整理しています。
『デジタルデータリカバリー』：国内売上14年連続No.1のデータ復旧業者
『A1データ』：創業30年・8万件を超える豊富な復旧実績
『アドバンスデザイン』：法人など大規模復旧案件・外付けHDDの復旧に強い
『AOSデータ』：累計販売数100万本の復元ソフト「ファイナルデータ」の開発会社
データが破損してしまった際の初期対応を間違えると、データ復旧率が下がり復旧料金も上がるので注意しましょう。
・通電しない・操作しない・触らない
・状態を変えずに早期に専門業者へ
・自分で試すのは論理障害の軽度ケース（誤削除程度）だけ
当サイトが特におすすめするデータ復旧業社はデジタルデータリカバリー・A1データの2社。実際の利用者の口コミや評判も良好です。
| サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
|---|---|
| 【第1位】 デジタルデータリカバリー |
・売上14年連続No.1のデータ復旧業者 ・依頼の約80％が48時間以内に復旧 ・一部復旧を含む復旧件数割合91.5%(業界平均約70～80％) ・24時間365日相談・診断・無料見積もりOK ・国内最大級のデータ復旧ラボを保有 |
| 【第2位】 A1データ |
・創業30年以上・8.5万件を超える豊富な復旧実績 ・調査費無料・ファイルリスト提供・完全成功報酬制を採用 ・復旧後の返却費用無料(送料、返却媒体含む) ・万全なセキュリティ対応（ISMS27001取得） ・13台のクリーンベンチを含む多数の装置を完備 |
HDD(外付け/内蔵)のデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| 誤削除・フォーマット・OS認識不良 | 2〜6万円 | 6〜12万円 | 10〜25万円 |
| 異音・モーター不良・ヘッドクラッシュ | – | – | 15〜30万円 |
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異音や回転音異常が出たら即電源OFF。再起動を繰り返すとヘッド損傷拡大。冷却・冷凍など素人処置は厳禁。「異音」「カチカチ音」で動作を止めるのが鉄則。
SSDのデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| 誤削除・初期化 | 3〜7万円 | 7〜15万円 | 15〜30万円 |
| コントローラ故障・基板焼損 | – | – | 20〜40万円 |
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通電を繰り返さない（特にNVMeはファームウェア再初期化の恐れ）。BIOSで認識されない場合は即停止。焦げ臭・発熱があったらすぐ電源OFF。静電気・帯電に注意し取り外し。
USBメモリのデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| データ削除・フォーマット | 1〜4万円 | 4〜8万円 | 10〜20万円 |
| 折れ・端子破損 | – | – | 10〜25万円 |
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新たに書き込みを行わない（復旧領域を上書きする）。端子が緩い場合は抜き差しせず放置。無理にテープで固定して通電しない。折れ部分を触らずそのまま業者へ。
SDカードのデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| 誤削除・フォーマット | 1〜3万円 | 3〜6万円 | 8〜18万円 |
| コントローラ不良・ピン損傷 | – | – | 10〜25万円 |
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撮影後すぐの誤削除は何も上書きせず保管。再フォーマット・再撮影厳禁。破損カードを差し込まない。端子が曲がっている場合はそのまま送る。
RAID(NAS/サーバー)のデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| RAID崩壊・設定破損 | 8〜20万円 | 20〜40万円 | 40〜100万円 |
| HDD複数台物理障害 | – | – | 50〜150万円 |
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再構築（Rebuild）を実行しない。誤操作でデータ完全消失。構成HDDの順番・接続をそのまま保つ。通電試行は厳禁。異常音を確認したら全台停止。
ノートPCのデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| OS起動不良・削除・ウイルス | 2〜6万円 | 6〜12万円 | 10〜25万円 |
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電源を落とし、リカバリ操作をしない。再インストール・修復ツールは復旧率を下げる。
スマートフォン(iPhone/Android)のデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| 操作誤削除・初期化前復旧 | 3〜8万円 | 8〜15万円 | 15〜40万円 |
| 水没・基板ショート・破損 | – | – | 15〜40万円 |
スマホのデータ復旧実績が豊富で料金が安い業者をお探しの方は『デジタルデータリカバリー』がおすすめ。初期診断無料で成果報酬制を採用しています。
バックアップを上書きしない。電源ON/OFFを繰り返すと基板損傷のリスク。
通電厳禁（水残留時にショート）。乾燥剤入り袋で保管、ドライヤー不可。
磁気テープ(DAT/LTO等)のデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| データ読取不可・媒体劣化 | 15〜30万円 | 30〜60万円 | 60〜150万円 |
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湿度・温度を一定に保ち保管。再生試行を繰り返すとテープ破断リスク。
光ディスク(CD/DVD/BD）のデータ復旧料金相場
| 障害内容 | 軽度障害 | 中度障害 | 重度障害 |
| 傷・汚れ・焼損 | 1〜3万円 | 3〜5万円 | 5〜10万円 |
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布などで擦らない。指紋・ホコリを軽く息吹きで除去。
障害レベル別の平均復旧率・復旧時間（全媒体共通）
| 障害レベル | 復旧率目安 | 平均復旧時間 | 状況 |
| 軽度(論理障害) | 約90〜100％ | 1〜3日程度 | ファイル削除や論理エラー。上書きがなければ高確率。 |
| 中度(軽物理/ファイル破損) | 約70〜90％ | 3〜7日程度 | ファイルシステム破損・不良セクタ。分解不要。 |
| 重度(物理損傷） | 約40〜70％ | 1〜3週間 | ヘッド交換・基板修理・チップオフ作業など必須。 |
データ復旧料金に関してよくある質問と回答（FAQ）
なぜデータ復旧料金は業者によって大きく違うのですか？
主な理由は「作業環境」と「障害の種類」にあります。
クリーンルーム作業や半導体チップ直接解析（チップオフ）が必要な場合は高額になりやすいです。また、国内自社ラボを持つ業者は部品調達費や人件費を反映するため料金が高めですが、復旧率が安定しています。
逆に低価格業者は軽度論理障害を中心に対応しており、物理障害は非対応または外注の場合があります。
軽度障害と重度障害はどう見分ければいいですか？
・軽度＝誤削除、フォーマット、認識しないが異音なし。
・中度＝データが一部読めない、フォルダ構造が壊れている。
・重度＝異音・焦げ臭・通電しても回転しない・水没。
自分で判断しづらい場合は、無料初期診断を受けましょう。
成功報酬型の「復旧できなければ無料」は本当ですか？
「どの段階を成功とみなすか」を確認しましょう。業者によっては「一部ファイルが抽出できたら成功」と定義することもあります。
契約前に「目的のフォルダ／ファイルが復旧できなければ料金は不要」と明記されているか確認することが大切です。
見積りより高く請求されることはありますか？
原則として、正式見積り後の追加請求はありませんが、診断段階では幅を持った概算提示になります。
診断後に重度障害と判明した場合は、正式見積りが再提示されるケースがあります。信頼できる業者は、作業開始前に「確定金額」をメールや書面で提示してくれます。
安い業者に頼むとデータが復旧できなくなることはありますか？
あります。特に物理障害の場合、誤った通電や解析でチップや磁気面を損傷させてしまった場合、他社でも復旧不可能になることがあります。
料金だけで選ばず、「クリーンルーム設備」「作業実績」「自社ラボかどうか」「ISO認証などのセキュリティ体制」を確認するのが安全です。
