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Web系フリーランスになるには?独立後の案件獲得方法も解説

まずはじめに、Web系フリーランスを目指すファーストステップとして、フリーランスの業界構造を把握しておく必要があります。

以下の図をご覧ください。職種ごとに必要なスキルや人脈、クライアントの属性、収入の即金性や天井などを把握できます。

この図を簡単に解説すると、例えばレイヤー④のライター→ディレクター→Webコンサルタント→営業のように上がるにつれ、収入の天井が上がっていくことを示しています。

一方で、レイヤーが上がると、求められるスキルや実績のハードルが高くなり、外部に仕事を発注するネットワークなどが必要になってくるので、Web業界未経験から参入した場合の収入の即金性は低いです。

前置きが長くなりましたが、この記事ではフリーランスに人気の職業であるフロントエンドエンジニア、Webデザイナー、Webマーケター、Webライター、動画クリエイター、Webディレクター、IT・Webコンサルタントの7つ職業について、仕事内容や必須スキル、案件の獲得方法について解説します。

おすすめフリーランスエージェント

ITフリーランスが高単価案件を獲得するならITプロパートナーズ・レバテックフリーランスがおすすめ。リモート・週2日〜参画OKな案件や高単価案件が豊富。実際の利用者の口コミや評判も良好です。

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フロントエンドエンジニア

働きやすさ リモートOKな案件が豊富(常駐案件は高単価)
平均年収 876万円(エージェント利用者)
必須スキル HTML / CSS / JavaScript / PHP / MySQL / WordPress等
案件獲得方法 クラウドソーシング / フリーランス専門エージェント / Web制作会社・広告代理店の下請け
ポイント PMやディレクターが担う上流工程の仕事を巻き取ることで年収UP

フリーエンジニア専門エージェントである『レバテックフリーランス』で公開されているフロントエンドエンジニアの平均年収は870万円で、平均月単価は73万でした。また最高単価は115万円、最低単価は45万円です。

フロントエンドエンジニアの仕事は、Webデザイナーが制作したデザインをもとに、HTML、CSS、JavaScript、PHPの設計や実装、WordPressなどのCMS構築やカスタマイズなどが主な業務になります。

フリーランスのフロントエンドエンジニアが案件を獲得する方法としては、フリーエンジニア専門エージェントを活用するのが一般的です。

最近ではリモートワーク可・週2日〜稼働OKな案件も増えてきており、エンジニアがより柔軟に働ける環境が整ってきました。週2日〜稼働OK、リモートワークOKな案件を探すなら『ITプロパートナーズ』がおすすめです。

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Webデザイナー

働きやすさ リモートOKな案件が豊富
平均年収 360万円
必須スキル Photoshop / Illustrator / HTML / CSS / JavaScript / Query等
案件獲得方法 クラウドソーシング / フリーランス専門エージェント / Web制作会社・広告代理店の下請け
ポイント コーディングやディレクション業務を巻き取ることで年収UP

フリーランスとして働くWebデザイナーの年収相場は400~600万円です。

Webデザインの単価は、実績がまだ少ない場合、LPデザインだけの業務で1件2万〜5万円という単価感になります。構成やブランディングの提案などもできるようになると、LP1件あたり15万〜25万円の単価、時給換算すると3,000~4,000円相当になる仕事も受けられるようになります。

また、自分でクライアントに直接営業し、大型案件の提案からサイト公開まで全ての工程を受注できれば、預かった予算からコーダーへ業務委託したとしても、1案件で50万円以上の収入になることもあります。

代表的なWebデザインの単価相場
項目 単価相場
バナー制作 5,000円〜
ロゴ作成 1万円〜
サイトデザイン 5万円〜
コーディング込み 10万円〜

Webデザイナーが案件を獲得する方法としては、クラウドソーシングサービスのクラウドワークス、フリーランス専門エージェントの『ITプロパートナーズ』がおすすめです。

Webマーケター

働きやすさ リモートOKな案件が豊富
平均年収 540万円
必須スキル Web広告運用 / SEO対策 / SNS運用 / Webディレクション / アクセス解析等
案件獲得方法 フリーランス専門エージェント / クラウドソーシング / Web制作会社・広告代理店の下請け
ポイント 制作案件も巻き取ることで年収UP

フリーランスで働くWebマーケターの平均年収は約540万円です。一口にWebマーケターと言っても、様々な役割や肩書きがあります。

以下は職種別の平均単価です。実務経験が豊富であればあるほど単価が高くなる傾向にあり、広告運用など手数料で稼ぐビジネスモデルであれば収入は青天井となります。

職種 単価相場
広告運用代行 広告運用費の20%
SNSの運用代行 1クライアントあたり10万円/月
SEOマーケター 1記事あたり3〜4万円
Webディレクター 1クライアントあたり20万円/月
Lステッパー 1クライアントあたり3万円/月
YouTubeチャンネル運用代行 1クライアントあたり20万円/月

Webマーケターが案件を獲得する方法としては、前職の繋がりやエージェントを経由して仕事を獲得するのが一般的です。Webマーケター向けのエージェントとしては『ITプロパートナーズ』がおすすめです。

Webライター

働きやすさ リモートワークがメイン
平均年収 300万円(文字単価1円〜5円)
必須スキル Webライティング / SEO / WordPress / アクセス解析
案件獲得方法 クラウドソーシング / SNS経由のインバウンド / Web制作会社・SEO会社の下請け
ポイント SNSのフォロワーが多いと単価が上がりやすい

フリーライターの平均収入は約300万円です。3人に1人が200万円未満であり、稼げる人と稼げない人の二極化が顕著な職業です。

年収 割合
200万円未満 32.0%
200〜400万円 26.9%
400〜600万円 21.5%
600〜800万円 8.2%
800〜1000万円 5.5%
1000〜1200万円 2.3%

Webライターの報酬形態としては、文字単価で受注するケースが一般的です。文字単価とは「1文字〇円」といったように、1文字あたりの単価が設定される報酬形態です。

一般的に「初心者はまず1文字1円の案件を受け、2円の案件を目指そう」とよく言われます。文字単価3円からは高単価案件と呼ばれ、5円を超えると時給換算で5,000~1万円台になることも見込めます。

Webライターとして稼げている方の特徴は、「特定のジャンルの専門性が高い」「SEOに詳しい」「ライターをマネジメントするディレクション業務もできる」「ライター業と並行してブログを運営している」の大きく4点です。

動画クリエイター

働きやすさ リモートワークがメイン
平均年収 400万円
必須スキル 企画・撮影スキル / 動画編集スキル / 動画マーケティング(YouTube等)
案件獲得方法 クラウドソーシング / 動画制作会社の下請け
ポイント YouTubeチャンネルを1から立ち上げてグロースさせた実績があると単価が上がりやすい

フリーランスの動画クリエイターの平均年収は約400万円です。動画編集は、動画1本あたりの単価で計算されることが一般的です。単価は動画編集者の実力や実績、クライアント側の予算、作業範囲、動画のボリュームによって左右されます。

例えば、YouTubeの案件の相場感を見てみると、動画1本あたりの報酬は1万円〜5万円です。企業のPR動画については相場感も変わり、10万円以上の単価となることもあります。

項目 単価
企画構成 1万〜5万円/本
ディレクション 5万〜10万円/月
台本作成 1万〜5万円/本
撮影 5万〜30万円/本
編集 1万〜20万円/本
ナレーション 5万〜10万円/本

動画編集のフリーランス案件を獲得したい方は『レバテッククリエイター』がおすすめです。週2日でも参画できるリモート案件が豊富にあります。

Webディレクター

働きやすさ リモートワーク・常駐案件の割合は半々
平均年収 450万円
必須スキル 営業 / 進行管理 / 品質管理 / Webデザイン / Webマーケ / コーディング
案件獲得方法 フリーランス専門エージェント / 制作会社・広告代理店の下請け
ポイント Webクリエイターとチームを作り、制作案件の仕事を巻き取ることで年収UP

フリーランスで働くWebディレクターの平均年収は約450万円です。

Webディレクターとは、主にWebサイトを制作する際に指揮をとる人のことを指します。具体的には、PMと同行でクライアントとの打ち合わせに参加し、課題や要望をヒアリングして要件定義を行い、その内容を踏まえてデザイナーやコーダー、ライターなどの制作スタッフに指示を出します。

その後、Webサイトが完成するまでの進行管理や品質管理も行います。また、クライアントと密に関わるので、継続案件や新規案件を獲得する営業マン的な役割も担います。

Webディレクター向けの求人が多いフリーランスエージェントとしては、『ITプロパートナーズ』がおすすめです。

IT・Webコンサルタント

働きやすさ リモートワークがメイン(定例会議は対面であることが多い)
平均年収 710万円
必須スキル 営業 / 要件定義 / 問題解決力 / 論理的思考力 / 開発 / マーケティング / マネジメント
案件獲得方法 フリーコンサルタント専門エージェント / 経営者とのリアルな繋がり
ポイント 制作案件も巻き取ることで年収UP

フリーランスで働くIT・Webコンサルタントの平均年収は約710万円です。WebコンサルタントとITコンサルタントはよく混同されがちですが、仕事内容や単価相場はかなり異なります。

Webコンサルタントは、企業のマーケティング戦略を強みとしていますが、ITコンサルタントは開発のオペレーション戦略を得意としています。Webコンサルタントの平均年収は約710万円、ITコンサルタントの平均年収は約980万円です。

フリーランスで働くWebコンサルタントの単価相場(人月)は以下の通りです。

項目 単価相場
SEOコンサルティング 5万〜50万円/月
Web広告運用コンサルティング 5万〜30万円/月
SNS運用コンサルティング 5万〜20万円/月
Webマーケ戦略コンサルティング 30万〜100万円/月

フリーランスで働くITコンサルタントの単価相場(人月)は以下の通りです。

項目 単価相場
IT戦略コンサルティング 70万〜90万円/月
パッケージ導入コンサルティング 80万〜200万円/月
BPR・BPOコンサルティング 80万〜150万円/月
PMO・PMコンサルティング 60万〜100万円/月
デジタルコンサルティング  80万〜150万円/月 
 セキュリティコンサルティング 60万〜100万円/月

Web系フリーランスはポートフォリオが必須

Web系フリーランスとしてクライアントに営業をする際、ポートフォリオの提出を求められることが多いので、ポートフォリオサイトを作っておきましょう。

ポートフォリオサイトには、簡単な経歴、スキル、制作物のURL、価格表などの情報を掲載します。ポートフォリオサイトに掲載する制作物は、模写データや知人から請け負った制作物(掲載許可がおりている)を掲載するのがベターです。

コーダーやWebデザイナーであれば、ポートフォリオサイトのデザインを凝ってみたり、JQueryで動きをつけたり、レスポンシブ対応にしておくことでさらなるアピールに繋げることができます。

ライターであれば、実績として掲載している記事が、どのようなキーワードを狙い、上位表示させるためにどのような工夫を行ったかなどを伝えられるようにしておきましょう。

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Web系フリーランスの将来性

電通が発表した「2021年 日本の広告費・インターネット広告媒体費詳細分析」によると、2021年にインターネット広告費は新聞、雑誌、ラジオ、テレビのマスコミ4媒体の広告費を上回りました。

ネット広告には、Webサイトや動画などの制作、広告運用、そしてそれらディレクションといった業務がつきものです。このネット広告市場の拡大は、Web系フリーランスの市場拡大にもつながっていくことでしょう。

フリーランス志望者の増加と市場拡大という2つの要因によって、今後も市場規模は拡大していくと予想できます。

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