近年、YouTubeやTiktok、InstagramなどのSNSが普及したことにより、日常生活の中で動画を見る機会が格段に増えました。
それにともなって、「個人的な趣味として動画制作をしてみたい」という需要もかなり増えてきました。
一方で、動画編集ソフトの購入を検討していても「使い方がわからないと、お金も時間も無駄になっちゃう」「そもそも自分でおしゃれな動画作れるのかな?」そんな不安ありますよね。
この記事では、人気の動画編集ソフトFilmoraの使い方を初心者でも分かるように徹底解説します。
Filmora(フィモーラ)の基本情報
運営会社 | Wondershare社 |
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対応OS | Windows/Mac |
動作環境 | Windows/Mac |
対応形式 | H.264、H.265(HEVC)、Apple ProRes、MPEG-2、MPEG-4、AVCHD、CanonやSony RAWなどのカメラフォーマット、QuickTime(MOV)など |
『Filmora』はWondershare社が開発した動画編集ソフトです。
トランジションやエフェクトのテンプレートが多く、撮影素材を配置してカンタンなPC操作をするだけで、おしゃれな動画編集が可能です。
これまで動画編集をやったことがない人でも直感的に操作ができるので、初心者にもおすすめです。
おしゃれな動画がカンタンに作れる動画編集ソフト
Filmoraを使えば動画制作が初めての方でも、おしゃれな動画を簡単に制作できます。
動画編集ソフトはプロ向けのものから、初心者向けのものまで幅広くありますが、Filmoraは比較的初心者向けのソフトです。
基本的な操作をマウスで直感的にできるようになっており、機能の説明もシンプルでわかりやすいので、初めての操作でも問題なくできます。
とはいえ、プロ向けの動画編集ソフトのような高度な設定も可能で自分の編集レベルに合った表現が可能です。
トランジション・エフェクトが豊富
Filmora一番の特徴は、他のどんな動画編集ソフトと比べても、フリーで使えるトランジションやエフェクトの種類が豊富なところです。
スタンダードなものからおしゃれなもの、キャラクターを使ったポップなものなど幅広い種類があり、ワンステップで動画に反映させることができます。
キーワード検索やカテゴリ分けなど検索機能も充実していて、思い通りのエフェクトで思い通りの表現が可能です。
Filmora(フィモーラ)おすすめの使い方
実際に『Filmora』はどんなシチュエーションで使われている編集ソフトなのか紹介していきます。よく使われているのは下記のようなシチュエーションです。
なぜFilmoraがおすすめなのか詳しく解説します。
結婚式オープニング動画
大切な友人の結婚式オープニングムービーを作ってあげたいときには、ぜひFilmoraを使ってみてください。
動画制作が初めての人でもカンタンにおしゃれな動画が作れるので結婚式にもってこいです。
結婚式向けのタイトルやエフェクト、フィルターなども豊富に収録されていて、スマホで撮影した動画や写真でも、プロのクオリティに仕上げられます。
友人のことを一番知っているあなたにしかできない表現も、Filmoraなら実現可能です。
旅行の思い出動画
Filmoraはシンプルな操作でカンタンに動画制作できるので、大量に撮り溜めた旅行の思い出動画を1本にまとめるような編集に最適です。
思い出を見返す感覚で編集まで完了させられるので、楽しんで動画制作できます。できあがった動画は最適に圧縮して保存しておけば、スマホのストレージ節約にも繋がります。
素材が多くなるとどうしても編集は大変になりますので、なるべく操作がカンタンな編集ソフトを使いたいですよね。
SNS用の映え動画
いまやSNS掲載用の動画はスマホだけでも完結可能ですが、もう少し「映え」にこだわりたい、もっと動画のクオリティを上げたい、そんなときにもFilmoraはおすすめです。
スマホだけでは難しい画像ブレンドやマスク機能、エフェクト調整などの編集で更にクオリティの高い動画を投稿できるようになります。
FilmoraにはSNS連携機能もあり、書き出した動画をそのままSNSにアップロードすることもできますので、PCを経由する手間も気にならないくらい楽しくSNS投稿できます。
ゲームの実況動画
Filmoraにはスクリーン録画機能もありますので、PCゲームのプレイ動画をそのまま録画して編集することも可能です。
Webカメラを接続してゲーム風景を同時撮影、ワイプのように空いたスペースに配置すれば、カンタンにゲームの実況動画を制作できます。
あとはいらないところを切り取って、タイトルをつければカンタンにオリジナルのゲーム実況動画の完成です。
Filmora(フィモーラ)の基本的な使い方
ここでは動画編集ソフトFilmoraの基本的な使い方を解説します。プロジェクトの作り方から書き出しまで、動画編集の基本を学んでいきましょう。
それでは詳しく見ていきましょう。
プロジェクト
動画制作の作業台となる、プロジェクトを作成します。
左上のプルダウンからアスペクト比を選んでプロジェクト新規作成をクリックすると作業スペースに移動できます。
ちなみに、アスペクト比とは動画の画面サイズのことで、テレビやYouTubeでよく見る横長サイズの場合は16:9(ワイドスクリーン)を選択します。
他にもInstagramのスクエアサイズの場合は1:1、TikTokなど縦長サイズの場合は9:16(縦画面)を選択します。
素材インポート
左上のメディアウィンドウにつなぎ合わせる動画素材や画像・BGMなどをインポートしていきます。
手持ちの素材からインポートしていくこともできますが、「ストックメディア」や「オーディオ」から豊富な素材をダウンロードすることも可能です。
動画素材・ピクチャー・グラフィックやBGM・SEなど著作権フリーの素材が沢山揃っていて、足りない素材をカンタンに収集できるのもFilmoraの強みですね。
万一、Filmoraで好みの素材がないときは、Wondershareが運営しているFilmstockという素材サービスを利用すれば、更に豊富な素材のなかから好みの動画が見つかります。
タイムラインに素材配置
素材の準備が終わったら、タイムラインに素材を並べていきます。
このとき、メインとなる動画素材は1つのトラックにまとめて並べるようにしましょう。
トラックを分けてしまうと、動画素材が重なることで思ったように動画が切り替わらなくなる原因となるので注意しましょう。
カット編集
並べた素材の不要な箇所を切り取って、1本の動画にしていきます。
カットするにはタイムラインの赤色のバーをカットしたい時間に合わせて、ハサミのマークをクリックするだけ。
不要なクリップを選択、Deleteキーで削除し、必要なクリップを左詰めにすればカット編集完了です。
オーディオ
インポートしたBGMやSE(効果音)をタイムラインに並べるときは、トラックを分けて並べ、各トラックの音量にも注意しましょう。
音量を合わせるときは、タイムライン右上のオーディオメーターを開き、一番大きい音のときでも-5dBを超えないように、各トラックの音量バーで調整します。
エクスポート
動画が完成したら、ツールバーのエクスポートから「ビデオを作成する」を選択し、書き出します。
書き出し形式(コーデック)は使いたい用途によって選択可能ですが、基本的にはMP4を選択しておけば問題ありませんので、名前と保存先を確認して、エクスポートを選択します。
Filmoraの特徴として、YouTubeやTikTokにログインしておけば、書き出したファイルをそのままSNS掲載することも可能です。
Filmora(フィモーラ)の応用的な使い方
基本的な使い方を抑えたら、応用的な使い方を見ていきましょう。こちらをマスターすれば、おしゃれな動画制作にぐっと近づきます。
それでは順に解説していきます。
トランジション
トランジションとはクリップとクリップのつなぎ目で使う、画面の切り替えエフェクトの事です。
トランジションを上手に使うことで、スムーズなクリップの切り替えや場面転換などを演出できます。
適応方法はメディアウィンドウのトランジションのなかから適応するものをダウンロードし、適応したいトラックのつなぎ目にドラック&ドロップで載せるだけ。
Filmoraにはトランジションのプリセットが500種類以上ありますが、まずはシンプルなディゾルブやフェード、フラッシュなどを使うのがおすすめです。
エフェクト
クリップにエフェクトをのせて様々な効果を与えることができます。
色彩効果やブラー、モザイクなど様々なプリセットが用意されていて、適応したいクリップの上トラックに配置することで適応可能です。
エフェクトの掛かり具合や効果範囲などを設定する場合は、エフェクトをダブルクリックで詳細を変更できます。
フィルター
フィルターを適応すればクリップの色彩調整をカンタンに行うことができます。
スマホで撮影した動画でも幅広いテイストに仕上げることができ、おしゃれな動画に仕上げたいときはほぼ必須です。
こちらもエフェクト同様、ダブルクリックでエフェクト詳細を開き、不透明度から適応加減を調整できます。
タイトル
Filmoraにはタイトルのプリセットもたくさんあり、文字だけのものから、背景と合わさったもの、動きまでついているものまで様々です。
適応方法はこれまで同様、ダウンロードしたものをドラッグ&ドロップでタイムラインに並べていきます。
その後、タイムライン上のクリップをダブルクリックしてテキストの差し替えやフォント形式の変更などしていきます。
慣れてきたら高度編集を使ってテキストの表示速度などを変更することも可能です。
スピード調整・逆再生
ビデオクリップのスピード調整をする場合は、適応したいビデオクリップをダブルクリックし、速度>一定速度から速度バーをスライドします。
1.0が通常の速度なので、速める場合は大きい数値に変更し、スローにする場合は1.0より小さい数値を選択します。
逆再生にしたいときは「逆再生速度」にチェックを入れれば適応完了です。
まとめ
動画編集ソフト『Filmora』の使い方を、シチュエーション・基礎編・応用編別に徹底解説してきました。
Filmoraはシンプルな操作性・豊富なエフェクトで動画編集初心者から上級者まで幅広くおすすめできる動画編集ソフトです。
カンタンにおしゃれな動画を作れるので、結婚式や思い出動画など様々な使い方ができます。Filmoraを更に詳しく勉強したい方は、公式の活用講座など覗いてみましょう!
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