フリーランスのデータサイエンティストとして独立を考えているものの、案件の獲得方法や営業力に不安を抱えていませんか?
私自身もそのような不安を抱えたまま独立しましたが、フリーランスエージェントを活用することで継続案件を獲得でき、今年で独立6年目(フリーランス2年→法人4期目)を迎えます。
フリーランスエージェントの公式サイトで公開されているデータサイエンティストの案件をのぞくと、「フルリモートOK」「週2から参画可能」「エンド直請け月単価100万円以上」のような案件が豊富に見つかります。
この記事では、データサイエンティストのフリーランス案件を獲得する方法を中心に、具体的な業務内容や単価相場、将来性について解説します。
データサイエンティストのフリーランス案件をお探しの方は、レバテックフリーランス・ITプロパートナーズの活用がおすすめ。
サービス名 | 特徴・おすすめ理由 |
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レバテックフリーランス | 案件数・利用者数・知名度とも業界No1のフリーランス専門エージェント。 週2〜5日常駐でがっつり稼げる案件が豊富で、利用者の平均年収は876万円と業界最高水準。 |
ITプロパートナーズ | 週3日の参画でOK、リモートワークOKな案件が豊富で、柔軟な働き方ができると評判。 スタートアップやベンチャー企業のトレンド技術を取り入れた案件が多い点もおすすめ。 |
データサイエンティストのフリーランス案件における仕事内容
働き方 | 常駐案件がメイン |
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平均年収 | 828万円 |
必須スキル | 課題設定力 / ビックデータの収集・加工 / データ分析/Python |
案件獲得方法 | フリーランス専門エージェント |
ポイント | 週5常駐案件であれば、100万円〜150万円/月が単価相場 |
データサイエンティストの仕事内容は、ビジネス上の課題を洗い出し、その解決に向けてビッグデータの収集・加工・分析を行います。主に、分析結果をもとにした課題解決や状況改善のための施策・立案を行う役割も担っています。
また、分析環境の構築もデータサイエンティストの重要な業務で、業務システムからAPIを通じて取得したデータを収集するプログラム作成、Hadoop・MySQL・NoSQLを用いたデータベース構築・運用なども行います。
その後、膨大なデータの中から、購入や問い合わせなど分析対象となるデータ項目を整理し、KPIとして設定します。KPIとして設定された項目の変化をレポートにまとめ、次の施策(解決策)を提言することもデータサイエンティストの重要な業務です。
活躍のフィールドはIT業界をはじめ、金融やメーカーなど、大規模なデータを扱うあらゆる業界に広がっています。
データサイエンティストのフリーランス案件における単価相場
フリーランスエージェントの公式サイトで公開されているデータサイエンティストの案件をのぞくと、平均単価は81万円で最高単価は200万円、最低単価は20万円でした。
実務経験が3年以上あると、月単価100万円を超える案件が多く、年収換算すると1,000万円を超えるケースがほとんどです。
正社員で働くデータサイエンティストの平均年収が500万円前後なので、フリーランスとして独立することで2倍近い年収を得られることが分かります。
また、フリーランス案件においては、以下のような幅広い業界でデータサイエンティスト・アナリスト・リサーチャーの求人募集が出ていました。
・ソフトウェア
・不動産
・EC
・マーケティング
・エレクトロニクス
・派遣
・電子雑誌
データサイエンティストがフリーランス案件を獲得する方法
フリーランスのデータサイエンティストが案件を獲得するためには、フリーランス専門エージェントに登録することが最も効率的です。
フリーランスとして廃業する方のほとんどが、エージェントや代理店を利用せず、自力で企業に営業しているというデータがあるので、息の長いフリーランスになるためには積極的にエージェントを利用することをおすすめします。
レバテックフリーランス | 週2〜5日稼働の常駐案件がメイン
『レバテックフリーランス』は、東京では頭一つ抜けた存在であるエージェントで、最近では大阪、名古屋、福岡にも拠点を構え案件数も増加しています。フリーランス向けのエージェントとしては間違いなく知名度No1です。
データサイエンティストの案件は260件以上掲載されています。単価としては、90万円〜150万円/月のレンジの案件が多いです。週5日常駐の高単価案件に加え、週3日から参画可能で、フルリモートOKな案件も豊富に見つかりました。
キャリア面談や入念な選考対策はもちろんのこと、案件参画後のサポートも手厚いので、初めてフリーランスになる方にレバテックフリーランスはおすすめです。
・フリーランス専門エージェントとして知名度No1
・エンド直請け高単価案件、非公開案件を多数保有
・在籍しているフリーランスの平均年収は876万円
・駆け出しフリーランスへのサポートが手厚い
ITプロパートナーズ | フルリモート・週3日から稼働できる案件が豊富
『ITプロパートナーズ』はITフリーランス専門のエージェントであり、フルリモート可能で週3日から稼働できるフレキシブルな案件を数多く取り扱っています。
週5日常駐以外の案件はどうしても単価が低くなりがちですが、ITプロパートナーズは商流を挟まないエンド直案件が9割なので高単価案件が多いです。
ITプロパートナーズのマイページにログインして、フリーワードで「データサイエンティスト」と検索すると、約70件の案件がヒットしました。単価としては、40万円〜90万円/月のレンジの案件が多かったです。
自由度の高い働き方をしたいフリーランスや、フリーランス案件を掛け持ちしたい方、受託で稼ぎつつ自社サービスの開発準備をしたい起業家にもおすすめです。
・リモートワーク可能な案件数が業界最多
・エンド直の案件がメインなので高単価
・スタートアップやベンチャー企業の求人が豊富
・自由度の高い働き方をしたいフリーランスにおすすめ
データサイエンティストのフリーランス案件例
フリーランスエージェントの公式サイトで公開されているデータサイエンティストのフリーランス案件例をご紹介します。
月単価100万円以上のフリーランス案件
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されている「月単価100万円以上」のフリーランス案件です。
案件名 | 【Python/フルリモート】データ更新バッチ開発の求人・案件 |
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想定月収 | 〜1,150,000円/月 |
業務内容 | 主に以下作業をご担当いただきます。 ‐Pythonによるバッチ処理開発 ‐未検討のツール等の検討(パフォーマンススキーマやスロークエリログ等) ‐他メンバーのレビューや不明点の対応 |
求めるスキル | ・バッチシステムの開発経験 ・Pythonを用いた開発経験 ・SQLを使用した開発経験 ・5名以上のチームでの開発経験 ・相互レビューの経験 ・基本設計経験 |
週2日稼働できるフリーランス案件
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されている週2日からジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【データ解析/マーケティング】データ活用におけるアナリスト/サイエンティストの案件・求人 |
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想定月収 | 〜600,000円 |
週稼働日数 | 週2日 |
求めるスキル | ・メディアサイトのデータの分析経験 ・データ活用における企画、提案経験 ・複数マーケティングツールの知見 |
フルリモートで稼働できるフリーランス案件
以下の案件は、上記のフリーランスエージェントで公開されているフルリモートでジョインできるフリーランス案件です。
案件名 | 【Python】データ分析基盤構築の求人・案件 |
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想定月収 | 〜900,000円/月 |
週稼働日数 | 週5日 |
業務内容 | データインフラの基盤構築を担当していただきます。 |
求めるスキル | ・AWSやAzureなどを用いたデータ分析基盤構築経験 ・下記技術いずれかの使用経験 -AWS Athena -Glue -SageMaker -IaC(terraform) -Python |
レバテックフリーランスのサイト内検索で「フルリモート」と検索すると、地方在住の方でも参画できるフリーランス案件が豊富に見つかるので、ぜひ案件情報をチェックしてみてください。
データサイエンティストがフリーランスを目指す上でよくある質問
初心者・実務未経験のデータサイエンティストでもフリーランス案件を獲得できる?
実務未経験の状態で、フリーランスのデータサイエンティストとして独立を目指すのはほぼ不可能です。
なぜなら、データサイエンティストのフリーランス案件に参画する際は、必須条件として「実務経験3年以上」のような実務経験を問われるからです。フリーランスは即戦力として現場に期待されるので、「未経験募集」の案件はほとんどありません。
なので、未経験からデータサイエンティストとして独立を目指すのであれば、まずは「未経験募集」の求人を出している企業に正社員として転職し、3年以上の実務経験を積んだ上で独立を目指すことをおすすめします。
在宅・リモート可能なデータサイエンティストのフリーランス案件はどのように探す?
フルリモート可能なデータサイエンティストのフリーランス案件を獲得するには、フリーランスエージェントの利用が最もおすすめです。
特に『ITプロパートナーズ』は保有案件の7割がフルリモート可能な案件です。ITプロパートナーズのサイト内検索で「データサイエンティスト リモート」と検索すると、地方在住の方でも参画できるフリーランス案件が豊富に見つかるので、ぜひ案件情報をチェックしてみてください。
データサイエンティストがフリーランスとして独立するメリット・デメリットは?
データサイエンティストがフリーランスとして独立することで「業務内容は同じでも会社員より高い単価で働ける」「フルリモート可能な案件が多く柔軟に働ける」「煩わしい社内イベントに参加しなくてもいい」などのメリットがあります。
一方で「社会的信用を得にくい」「確定申告や各種保険の手続きを行う必要がある」「業務委託の契約期間満了時のことを考えて、新規案件を開拓し続ける必要がある」などデメリットもあります。
フリーランスとして働くデータサイエンティストの将来性は?
データサイエンティストの業務のうち、データの収集・分析の分野ではビッグデータを取り巻くツールの成熟やAI技術の進歩により、将来は仕事が減っていくのではないかとの声があります。
一方で、AIが扱うデータはそのままでは利用できずアナリストによる分類が必要で、それに付随する意思決定などはデータサイエンティストが担当していることから、求人需要はこのまま上がり続けると言われています。
今後は、データを活用して高度な予測モデルを作り、ビジネスに活かせるデータサイエンティストの需要がより高まるでしょう。また、分析環境の構築・運用やプログラミングなど必須のITスキルを身に着けることに加え、AIの代替が難しい領域のスキルアップが欠かせないでしょう。